２０１６年１０月２２日
南房・江見吉浦港　渡辺丸
アカムツ釣行レポート

2日連続でアカムツから見放されているとのこと心配したが、なんとかカタをみてひと安心

アカムツ　１匹（４６ｃｍ） 船中６人で２匹。ラッキーな１匹。

先週は金曜日に釣行。アカムツです。その前日2日間は船中カタ見ず。苦しい状況が予測されたが、ダブルが2回で合計5匹のアカムツを釣り上げた。 すでにその時には今回は決定済。前日にはフクマルさんが様子見に出かけてくれる。 土曜日は、第１０渡辺丸はお休みで第３だけの出船。フクマルさんも金曜日には第３に乗ったとか？ なんと釣果は船中１匹。厳しい状況の中、その船中１匹を釣ったのはフクマルさんだった。しかし第１０渡辺丸はトップ３匹。釣果に差が出たと思えた。 「水フグは退治しておいた」「釣れないポイントは確認しておいた」との連絡をもらったがなんか弱気になった。第３渡辺丸は満船とか？さて何人乗るのだろう。

釣割の出船時間は４：３０ａｍになっていたが、先週の状況でもそうだが、フクマルさんの報告で５時過ぎに出船だったようだ。 まあ４時に支度を初めて間に合うだろうと目覚ましを４時にセットした。 目覚めて支度を始めていると、フクちゃんも到着。すると第１０の船長も港までやって来た。 今日は満船で６人。まあ６人ならそんなにひどいオマツリもないだろう。船長は右舷の大ドモを指定してくれた。 昨日の第１０渡辺丸も、底が取れない初心者３人はオデコで、常連さん２人はそれぞれ２匹・３匹だったらしい。第３も船中１匹だったが、二人だけだったようで、オデコも１人。慣れた人に第３に乗ってもらったとのことで、慣れた人でも１匹かオデコと言うのは心配だ。 出船は５時ちょうど。３５分ほどでポイントに着く。１投目の指示が出て水深は２４０ｍとか。昨日は第３渡辺丸はもっと浅場を攻めていたので、今日は深いポイントを探るようで期待できる。 しかし、１投目はサメが掛かった。船中数匹のサメが上がるが本命は上がらない。 その後もサバが掛かってくるが本命が上がらない。水フグは少なく、たまにハリを取っているレベル。今回は水フグよりもサバが邪魔だった。 おまけに潮がおかしく、底立ちを取り直すともうオモリは底に着かない。ラインを送っていかないと底をキープできない。投入時同時に投入できなければ絶対にオモリを少し前方に放り投げないと、斜めになったラインの上にオモリを落とすこととなって確実にオマツリになってしまう。前方にオモリを投げてもオマツリはしてしまうが、確率は下がる。 ７時ころ、着底してすぐにサバのようなアタリ。サバの下にアカムツが居ることを信じて次のアタリを待っていると引きが強くなった。軽く合わせて手巻きで巻いて、電動スイッチを入れる。中速で巻き上げる。 サバのように底付近では暴れる。サバだけでなくサメも付いているのか重量感もある暴れ方だ。 でも、暴れなくなる。重量感はある。サバのような暴れ方の中で、縦に引っ張るような力強い引きも伝わってくる。もしかしたら本命か？手持ちで慎重に巻き上げる。１２０ｍ付近でガツンという力強い縦の引きが伝わった。残り６０ｍでも。。。これは本命の可能性が高い。でも４０ｍでも暴れる。ちょっと早すぎる？残り２０ｍ付近で暴れれば間違いないが、それはおとなしかった。残り１０ｍほどでキーパーにセットして手巻きをアシスト。少しロッドを叩いたが。。。アカムツとは思うが違うとショックだ。海面を覗くと、まずは腹側の白い色が回らずに上がってくるのが見える。サバではない。サメでもない。そして赤い背中側が見えた。本命だ！ フクちゃんにタモをお願いして無事１匹目のアカムツが上がった。 サイズはデカい。船長も「いいカタだ」という。でもおなか側はすっきりとしたスリム体系。もう完全に産卵が終わった体型だ。 エサを付け替えて誘いを入れると今度はサバ。でもサバの下には。。。重量感が増して巻き上げるが今回は縦の力強い暴れ方をしない。それでも、浅場ででなく、小さなアラが掛かっていた。 何かサカナの食い気が上がって来たのか。。。 残念だが、その後はサバに好かれてしまう。その分オマツリも増える。９時前には後ろの方のサバがＰＥに回ってしまった。トモなのでペラが怖い。案の定、オマツリはほどけたけど、ＰＥはペラに回ってしまった。何かサカナも付いていたのでなんとか回収したい。 船長は、ペラから先のラインをフックで引っ掛けようとしてくれるがこんな時に限ってラインは斜めになっていないようで掛からなかった。何度かやってみてくれたがダメで、ＰＥにハサミを入れた。２００ｍのＰＥがなくなり、オモリや仕掛け、掛かっていたサカナもいなくなった。 予備のラインをつないで釣りを続ける。チャンスタイムならリールを換えてしまうが、喰ってきそうな雰囲気ではない。 水フグがうるさくなってきた。 １０時を過ぎて、船中６人で１匹だけ。今日もアカムツは喰ってこないのか？ フクちゃんも、ダレダレで睡魔なのか、飽きているのか口数が少ない。 残りも２０分を切った。サバが多いのは変わらない。サバの下にはアカムツが居るとは言うのだが。。。 フクちゃんが「またサバ。今日１で重い。疲れるぅ」。「サバと一緒にアカムツ付いてるんちゃうん？」とまあほとんど他人事で励ます。だからロッドの叩かれ方も見ていなかった。 そんなフクちゃんが笑い出す「赤いぃ。赤いのが付いてるぅ」と興奮している。慌ててタモ取りに駆け付ける。なんとサバは付いていなくてアカムツだけが付いていた。 アカムツは居るんだ。これで船中２本目。無口だったフクちゃんは元気を回復。 船長は「いるんだよねぇ」と言いながら、延長して１１：３０ａｍまで粘ってくれがその後の追釣はなかった。 昨日から上がった第３渡辺丸の３匹は、いつもの３人だけ。不調な時にもなんとかアカムツを釣ってオデコを逃れるなんて幸運すぎる。

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