出船前に席周りの支度をしていると、なんと左右の大ドモの中央にお客さんが割り込んできた？ヒラメのように浅いとそれもありかもしれないけど、アカムツは今まで「禁止」と聞いていたので、驚いた。「そこで釣りますかぁ？」と聞くと、答えは的を射ず、「一人だけしかダメだよ。竿立ての穴がひとつしかないからねぇ」とのお返事。どうやら、私もそこで並んで釣りをしようと考えていると思っていらしたようだ。結局、船長が禁止にしたので別に席を移動したけど、確かに混んでいたら座りたくなる席だ。気持ちはわかります。

さて出船前のタックル選び。大ドモなので「ＳＥＩＨＡ−１７０」もデビューを考えた。しかし、至ってつまんない理由だが、「日曜釣行で、タックル・仕掛け図を更新するだけの気力体力」がない。そこで、距離を稼げる「ＳＥＩＨＡ−２００」にした。まあこのＳＥＩＨＡもかなりいい実績を残している。釣り飽きたと言うよりも、新しいロッドを試したくなるけど、そっちは次回の機会にでも。。。でも、アリゲーターが出来上がったら、それを使うつもりなので、この「ＳＥＩＨＡ」シリーズはどうなることか？

出船は、まだ暗いだけの４：４１ａｍ。片舷１０名を乗せて出発！確かにナギだ。
ポイントに向かって一直線に、ナギの海を走る。もっと早くポイントに着くかと思ったけど、５：４５ａｍにポイント到着。探見丸は水深１４０ｍを示した。スパンカーを広げてさあアカムツ釣り開始。ちょっと船が動いただけで、水深は１３６ｍになった。

昨日の爆釣から、着底と同時に竿が叩かれると期待したが船中静かな立ち上がり、しかし、しばらくして底をトントンする程度で待っていると竿が叩かれた。１投目で何とか本命をＧＥＴ。1投目だけど、結構待った感じが残る。しかし、その後も船中はおとなしい。
さて今回のエサは、船宿支給のホタルイカのワタ付きゲソと、持参したサケ皮の半分に切ったもの。それと、以前の釣行で釣ったサバをカミサンに三枚におろしてもらったサバ短。サバは幅１ｃｍ以下として、身は極力残さないようにそぎ落としたものだ。長さも長くしてはいけない。サケ皮もそうだが、短冊が長すぎると、アカムツのバレが多くなる感じがする。５ｃｍ以上は不要。３・４ｃｍで良いだろう。

７時半前に２匹目を釣るが、ちょっとアタリは遠い。確かにどこかで爆釣時間がくればツ抜けもまだ諦めないけど、なんか渋い厳しい感じ。釣座の影響もなさそう。胴の間の方も釣っている。
そんな中、８時半頃、ポイントを１３０ｍ水深に移動した。きっとどこかでアタリが連続するポイントがあるはず。

ポイントを移動して、３尾目をＧＥＴするも、なかなか入れ食い的なアタリが出ない。確かに海はおとなしいので、「待ちの置き竿」よりも誘いが必要なのかも知れないが、誘っている人もアタリがないので待ちの釣りとなる。
せっかくのアタリも途中でサバに食われたと思ったらサバの一荷。しかしお隣さんはこの時間で本命アカムツを一荷で釣り上げる。チャンスタイムを逃してしまったのか？サバで暴れて外れた仕掛けにサバが喰って来たのかわからないけど悔しい。
でもすぐに次投でアタリ。サバのように激しいアタリだ。投入時に気付いたけど、バッテリーコードの電源が外れていて着底が認識されていない。せっかくのアタリを手巻きで釣るが、ゼロ設定のやり直しで電動が生き返った。サバだと思っていたのでちょっとスピードは速めにしたが、暴れ方が断続的でアカムツの期待もしていた。すると、海面にそこそこ良型のアカムツが浮かんだ。なんか変な釣り方だったが、これで４尾目。さてツ抜けするにはそろそろ爆釣タイムが欲しい。

９：４５ａｍには、ブルブルとアタリが来て、かなり低いポイントで１度引いて後は暴れない。トゴットメバルが右舷の大ドモさんに続いて上がってきた。

１０：１８ａｍに今度は再び深めの１４５ｍ立ちを攻める。アタリがあったが、重いだけで、ドンコと思ったがばれてしまった。アタリは派手だったので、もしかしたら・・・。

今回のテーマはツ抜け以外に「一荷」でもあったので、待ちを長くしたけど、ダメかな？なかなか一荷は達成できない。

潮が悪くなり、オマツリも増える。船長も投入を控えるように注意したけど、それでも投入した人がオマツリを作り出し、左右の大ドモの仕掛けが左舷ミヨシで大きなオマツリ。このＰＥ解きに時間が掛かった。こっちはＰＥを１５０ｍも切られたくないので解けるなら解いて欲しい。でも、観ているお客さんは時間が惜しい。ごもっともです。
で、何とかオマツリも解けて釣り再開。

１１：４０ａｍに５匹目を釣る。
すると今度はお隣さんにアタリ。タモを持って用意していると、こっちもアタリ。一荷を狙って底を切ってそのままキーパーにセットしたまま、お隣さんのタモ取りを手伝う。この頃、サメが着いてしまって、途中でアカムツを食いちぎっていく。ちょっと早めの巻上げ。お隣さんのアカムツを無事タモに抑え、今度はこっちのアカムツを巻き上げる。タモ取りしていた時間が待ちになっていたかもと一荷を期待したが、サメにも注意しながら少々早いスピードで巻き上げる。１１：５０ａｍに６匹目をＧＥＴ。一荷ではなかった。時間がないがちょっと時合的なアタリが頻発タイムだ。しかし長くは続かず、あとがない。

結局船長はオマツリの時間ロスを取り返し粘ってくれるが１２：３７ｐｍに後が続かないまま終了となった。
ｌ昨日は確かに釣れていたのに、今回は厳しい。目標のツ抜けも未達成で、なんかアカムツ釣期が気になりだした。さて、アカムツはいつまで続くだろう。