２００５年１０月２２日
外房・勝浦松部港　盛幸丸
かもし・ヒラマサ釣行レポート

「平政」一歩近づいた。ヒラマサとのやり取りを何回も見た。それすら初めてだ。

和八丸はいつも早い。一番に出船の支度が始まる。 盛幸丸も今回はちょっと早めの４時過ぎに船長が来たので乗り込む。 お客さんは右舷で７名で左舷で６名か？ほかに数人のジギングをする人が乗っている。その中に、チャーマスこと北村さんも乗り込んでいた。うわさで聞くと以前はカモシで全員で２本しか上がらない低調なときに北村さんはジギングで１０本上げたとか？？？おまけに掛けたヒラマサはバラさないらしい。やっぱり上手な人は違うものだ。 今回はまず港でアジを釣ってからヒラマサに行くとのことで、４：５８ａｍに港を離れた。 すぐにアジのポイントでサビキアジが始まる。 注意していたのだけど、サビキ仕掛けが落ちるとナイロンラインが緩んでしまった。ティアグラも使い方を前夜に十分理解したつもりだったけど、レバードラグだけで調整してもだめで、スタードラグも締めておかないといけなかったようだ。だから、レバードラグをフリーにしなくてもオモリの重さでラインが出てしまった。まあなんとか大事のバックラッシュまでにはならずに助かった。 でも肝心のアジが釣れない。前々回もサビキでアジを狙ったときはすぐに２０匹くらい釣れたのに・・・。今回はサビキしかけのラインが２号で太かったのか食ってこない。掛かっても１匹ごとで数が伸びない。 で、３０分ほどやったけどＧＯＪＩＮはたったの６匹の小アジを確保しただけで、ヒラマサ釣りに向かうこととなった。このアジの数じゃヒラマサのエサに使っても、オデコのお土産にもならないぞ。ヒラマサを釣らなければ。 船団は勝浦沖と海中公園沖にできていたが、盛幸丸の若船長はその中間辺りで船を止めて群れないことにしたようだ。 合図があって投入する。今度はバックラッシュもなく滑っていく。 １投目、船中にアタリなし。周りの船の様子はまったくわからない。 時間が過ぎてアタリもない。ちょっと嫌な雰囲気になった。今季２度を含めて過去３度、ＧＯＪＩＮの乗ったときはＧＯＪＩＮにアタリがこないどころか、一回も船でヒラマサが上がったのを見ていない。いや。ヒラマサとのファイトすら見れていない。まあ自分で言うのもなんだけど、乗船者には不幸をもたらす男になってしまっている。 しかし！７：００ａｍ過ぎにちょうど後ろの右舷トモ２番目の人が何かを掛けた。竿の曲がりや起こし方から見てヒラマサではない。マダイか？青物の突っ込みを見せない。でも海面近くでもおとなしくはならない。海面を覗き込んだ船長も驚いたけど、なんとヒラマサだった。「おとなしい平政だな」と船長は言っていたけど、ほんとおとなしいヒラマサだった。テレビでしか見たことがないけど、ドラグを滑らせて突っ込んでいくヒラマサの強烈なものを感じさせてくれなかった。でも一本上がってＧＯＪＩＮの不幸のジンクスは取れた。 こうなるとチャンスなのか１０分後に今度は左舷のミヨシの人が掛けた。今度は引く。力強いやり取りが始まる。でも竿を伸されるほどのパワーはないようだ。段々と浮いてきてラインを手繰って無事に船長のタモに収まった。２本目。今回もそんなに大きくはなかった。 すると船団が追いかけてくる。盛幸丸の周りに船が集まった。盛幸丸は今度は海中公園沖に向かったけど、そっちもついてくる。ヒラマサが着いてくるならいいのだけど、船じゃあね？！ で、８時ころに盛幸丸は船団から大きく逃げて、多分御宿沖である北へ向かった。通称三本松沖と言われているようだ。 ここで一回３５ヒロという深い指示棚があったけど、かもしラインって４０ヒロが最大の目印だから、いったんここまで沈めることとなった。まあこのタナは一回だけで、すぐに２０ヒロのポイントを攻めることとなった。 しばらくアタリがなく、１０時前になった。なんとここで隣の人が食わした。ＧＯＪＩＮは仕掛けを回収する。なかなかの力強さで竿がバット部から曲がっている。ドラグは締めているようなので、引きは竿で交わしている。面白い！興奮が真横から伝わってくる。ラインを手繰って黄色いラインがはっきりしたヒラマサがタモに収まる。興奮の瞬間だ。上がったヒラマサはすぐに船長が血抜きをしてくれる。５ｋｇほどとのことだけど、５ｋｇでもやっぱりワラサをはるかに凌ぐパワーだ。うーん釣りたい！今度はＧＯＪＩＮに来ないか？なんでも、釣れないからよそ見しながら誘いの竿を振っていたらいきなり持っていかれたとのこと。まあ誘いを怠らない努力が釣れないＧＯＪＩＮと違う。 でもこの後はまた食いがとまる。でも、見ているといつの間にか海中公園沖に居た船もここに来ている。移動は正解だったらしい。 食いがよくなったのは１１時前だった。大ドモ中央の常連さんがおとなしかった船でいきなり食わせた。なかなかの大物らしくドラグを出しながら、楽しんでいる。上がったのは本日最大となる７ｋｇほどのヒラマサだった。 で、右舷の前のほうの方も食わしたようだ。 ＧＯＪＩＮの見る限りでも他船でもやり取りが見られだした。チャンスなんだ！ でもチャンスはまたしても大ドモの常連さんに来た！２本目のヒラマサ。 続いて舳先のチャーマスさんにも来た！ しかし時間が終了間際だった。最後まで粘ったけど、エサが付いていなかったり、イカのゲソが取れていたりしたことはあったけど、アタリはなしで１１：３０ａｍに終了となってしまった。 ああ残念。でも今まで見れなかったヒラマサを今回は生で見たぞ！

竿　　 ：ダイワ　マッドバイパー　２４０−Ｍ リール：シマノ ティアグラ １６ 仕掛け： 　　ハリス１４号の６ｍ 　　ハリはがまかつ「ブリ・ヒラマサ」１３号 　　　　　 クッションゴム：３．０ｍｍ×１．５ｍ かもし誘導天秤　１００号