２００３年１２月６日
鹿島港　大久丸
ヒラメ釣行レポート

久しぶりの釣りもお天気に恵まれず、釣果にも恵まれず・・・。今年のヒラメは厳しい状況が続きます。

潮時：＜満潮＞０３：５５　＜干潮＞０９：２２　中潮　（東京芝浦標準）
天候：雨のち曇り　＜最高気温＞１３．８度　＜最低気温＞７．７度　 　（東京）
　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　１３．３度　　 　　　　　　　８．２度　　 （水戸）
　　　 朝方は北の風が強く波・ウネリ厳しいが後半風もおさまりナギ　　　
水温：１５．０℃　　潮速：潮流れず　　潮色：薄にごり
料金：１１，０００円　（本日はポイントカード５点溜まっていたので半額５５００円）

久しぶりの釣りだ。約一月ぶりの釣り。
本当は先月末にも釣行を予定したけどちょっと急用が出来てのドタキャン。で、全面解禁になる１２月１日を目論んだが出張。結局これはシケで出れなかったようなのでなんともないけど、５日にも振り替え休日を貰っての釣行を考えたが、忘年会が４日または５日となって諦めた。５日に忘年会があったら６日も行けなくなるので何とか忘年会だけは我儘を通して４日にしてもらって６日の釣行が可能となった。
５日は仕事を早くに切り上げることが出来たけど、ＡＤＳＬのスピード変更のモデム交換をしないといけないので帰宅後ちょっと触ってみるとこれれがうまく運ばない。何度もやり直している間に出発時間が来てしまって結局ダメなままモヤモヤした気持ちで出発となった。
このため明日の波高予想や釣果の確認が取れなかったけど、カミサンが９：００ｐｍの天気予報を見て「ビュービューマークやで？出られんの？」と聞く。でもインターネットで確認することが出来ない。もう９時を過ぎているし船宿に電話するのも失礼や。まあ鹿島は近いから出船中止でも痛手は小さいけど・・・。
なんか忘れてないか？そうだ！長靴だ！デジカメは？あった。でもまだ何かが足らないような？？？モヤモヤ・・・・・・・。
出発は遅れて９：４５ｐｍころ。ｅｍｕｒａさんといっしょに松戸を出た。途中でｅｍｕｒａさんが叫ぶ「あっ！あれ忘れた」「なに？」と僕。「ライフジャケット」「あつ！俺もなんか忘れたと思ったら俺もや！」って忘れ物が分かったけどなんか気が釣りに集中していない。
港に着くとすでに何台かの車は止まっていたけど、全面解禁初の週末の割には出足が悪いようだ。
さっそく大久丸に乗り込むとすでに四隅は二つづつ席は埋まっている。まあ波も高そうなので移動中に怖くないトモで釣ろう。どうせ３番目なら数は期待できないカタだけの挑戦だ。ってことでトモから３番目で左舷にＧＯＪＩＮ、右舷にｅｍｕｒａさんが席を構えた。すでに雨も降ってきている明日は一日中寒い雨になるのか？風まで吹いたら最悪だ。

さすがに解禁直後の週末だけあって４：００ａｍ頃にはそこそこの人出で駐車場は埋まってきた。オマケにジギングでイナダが爆釣しているのも影響しているようだ。
５：００ａｍ前には本日も来ている事となっていたendo@西多摩郡さんを発見。聞くと前日も乗船されミヨシ２番でミヨシ一番の人が５枚の竿頭の中で３枚を上げたとか？底あれも落ち着いた後半に食ってきたら、海の濁りが落ち着く３日目の今日はもっと期待できるとの事。でも今日の風の強さでまた海が悪くならなければいいけど・・・。
船宿では船長も同じようなことを言っている。食いだすのは１２：００ｐｍを過ぎてからで、朝方は渋い。濁りがあるので日の明るくなる昼時が勝負らしい。今日が濁りがなければ期待できるのだが。
なかなか明るくならない中出船は６：０３ａｍだった。港の中からすでに波は大きい。おまけに北風の中を北に向かうので船が大きく揺れる。トモでよかった。でも竿の選択は失敗かも？今日は初めはシマノ海攻ヒラメリミテッド２７０にするつもりだったけど、ｅｍｕｒａさんとお揃えになるし久しぶりにダイワリーオマスターヒラメ２７０を使わないと越年の厳しいヒラメには使えないとリーオマスターを選択した。でもちょっと波が大きすぎる。手持ちでもちょっと制御不能だ。
ポイントには約４０分で着いた。ゆっくり進んだのであんまり遠くには出ていない。近場だ。そこからイワシが配られ準備が始まる。釣り開始は６：４８ａｍだった。
風が強いので船長は風上に船首を向けた潮流しにしたようで、横流しではなかった。それでも結構ラインは斜めに入ってオマツリも発生。波が高いのと風が強いのとでアタリが分かりづらい状況だった。底取りも大きくオモリが底を叩いてしまう。
そんな中、ＧＯＪＩＮの左となりのトモ２番目のひとが大きく竿を合わせた。乗ったようだ。いきなりの大アワセで乗った？前アタリはあったのだろうか？でソゲクラスが風に舞いながら１枚取れた船中一枚目だ。
でそのあとが続かない。ＧＯＪＩＮにはアタリも齧られもない。ｅｍｕｒａさんも同じ。時間が経つだけ。寒いし、雨も降るしで気分も乗ってこない。手持ちでは攻めるが全然ダメ。たまに四隅でアタッているようだが数は伸びない。ミヨシよりで取れているようだけど、カタは小さいのか盛り上がりにも欠ける。まあ自分にアタリを出せないのが一番の原因だけど。それでも隣人や大ドモさんにはたまにアタリがあって大アワセを連発して悔しがっている。なかなかヒラメが乗らないようだ。食いもいきなり食ってくるほどの活性が高くないようだ。
潮が暗いのが原因とみたＧＯＪＩＮはフィッシュシンカーレッドをカリスマシンカーホワイトに交換。すると直後にようやくのアタリ！「アタッテるぞ！食い込め！絞れ！」と待つがガツガツとは明確なアタリを伝えてくれるのに絞らない。そうこうしている間に波でラインのテンションが一瞬緩んだ。ＧＯＪＩＮは糸を送るよりテンションを感じながらヒラメの食いを待つほうだけど、その一瞬のラインの緩みで・・・。テンションを再びかけたときにはもうガツガツはなかった。待ちすぎと助手のかっちゃんは言うが待ちすぎるほど待ったつもりはない。一度も竿を曲げてくれなかったので竿を立てられなかった。おまけに今日は前回の結果が悲しかったのとこのような波に対応出来るようにトリプルフックを使ったのに・・・。ちょっと誘ってみてももう追いかけては来なかった。回収したイワシはボロボロ。見事に食われている。孫バリが外れていたので竿を立てれば確かに掛かったチャンスはあったようだ。ああ悔しい！でもオモリのカラーを変えたことが効果覿面だった？
波も穏やかになってきたのでまあ期待は出てきた。このまま一発のアタリで終了ってこともないでしょう。とまあこの時点では余裕をかます。
するとｅｍｕｒａさんもカジラレが頻発しだした。食ってきたぞ！でもｅｍｕｒａさんにも乗ってこない。右舷のミヨシさんは快調に数を伸ばしているようだけど、トモ周辺はアタリがあっても取れないのでまったく数が伸びない。
そんな１１時前ｅｍｕｒａさんが「タモお願いします」と声を上げた。竿が曲がっている。乗ったか！まずまずキロの期待できる曲がりをしている。でも残念、海面に見えたのはなんとお決まり外道のマトウダイだった。でもとにかく魚をとったことでＧＯＪＩＮへのプレッシャーは大きくなった。
でお昼を回った。海上の状態は良くなった。雨も止んで薄日も差したりし出した。するとまたｅｍｕｒａさんのほうを見て船長が「ガツガツやってるよ」と言っている。振り返って見ると竿をガツガツさせている。ちょっと絞った「今や！」と言ったけど、あわせなかった。「大事に絞るまで待つ」とｅｍｕｒａさんは慎重だ。でも大人しくなってしまった。もうちょっとガツガツやっているときにテンションを掛ける感じで竿を起こしていればよかったのに竿を送って寝かしていたのでアタリが小さかった。回収したら親バリが外れて孫バリだけが付いていた。船長は「親が外れたら食ってこないよ」という。そんなモンなんだろうか？
でもここからが圧巻。ｅｍｕｒａさんの隣人もアタッテバラシテ、ミヨシでもヒラメが取り込まれた。アタリが連続して出だす。明らかに右舷ばかりだがアタっているがＧＯＪＩＮにだってチャンスはあるだろう！流し方を変えて左舷が表になった。なかなか左舷が当たらない。するとＧＯＪＩＮの竿先に小さくガツガツと来た。やっとアタッタ。最後のチャンスかも知れない慎重にいくぞ。でもアタリが小さく絞らない。でも待ちすぎよりちょっと早めに今度は行こうと決めていたので、次のちょっと大きくなったアタリでいつもより早めに竿を立ててアワセを入れた。乗った！重みが伝わる。ちょっといいサイズかな？キロは期待できそうなサイズだ。船長に乗ったことを次げてタモを用意してもらうと、ちょっと大き目の食べ頃サイズが釣れた。時間は１２：３２ｐｍだった。もう時間がない中での一枚にひと安心。しかも見たところこれでも船中最大クラスだった。
今がチャンスと続けてのアタリを期待してイワシを落とすが上げての合図。船長は早くも「次の流しで終わります」と終了を告げる。いつもなら１：００ｐｍ過ぎまで粘ってくれるのに・・・。せっかくアタリが出だしたのに・・・。しかも最終の流しでは船中まったくアタリが出ずに、１２：４６ｐｍ終了の長めのブザーがなった。
まあなんとか最後に滑り込みの一枚を釣ったのでいいけど、ちょっと不満ののこる一日だった。２回しかアタリがなくて、寒くて釣りづらかった。今年のヒラメはどこかも厳しい状況が続いてしまう。でもきっと海の濁りさえ回復したら、爆釣とサイズアップの日が訪れるはずだ。来週か？再来週か？厳しくなる年越しの前に良い釣りがしたい！

ヒラメ　１枚　（１．３ｋｇ／５２ｃｍ）

前半のシケで釣りづらくアタリも遠い。四隅にはたまにアタリはあったようだがそれを取れたか取れなかったかの差が大きい。
終盤に右舷で連続に食いだして、左舷のＧＯＪＩＮに久しぶりのアタリでなんとかオデコを脱出。ここ３日間は明るくなるお昼頃からしか食わないらしい。
右舷ミヨシから　５−２−１−０−０（ｅｍｕｒａさん）−０−０
左舷ミヨシから　２−０−０−０−１（ＧＯＪＩＮ）−１−１ってな感じでした。

竿　　 ：ダイワ　リーオマスター ヒラメ２７０
リール：ダイワ　ミリオネア　ＣＶ−Ｚ　２５０Ｊ
仕掛け：ハリス６号８０ｃｍ、幹糸８号７０ｃｍ、捨て糸４号４０ｃｍ
ハリ：親バリ・ヒラメ８号、孫バリ・がまかつトレブルフック６号
オモリ：６０号（ミサキ・フィッシュシンカーレッド⇒カリスマシンカーホワイト⇒ミサキ・フィッシュシンカーレッド）

うちのカミサンから見た釣行顛末記