２００1年2月23日
鹿島港 大久丸
ヒラメ釣行レポート
 昨日は何枚も２ｋｇ以上が釣れた！これは確かな情報。５ｋｇ見当も海面でバレタ。先日イワシの群れが入ってきて、鹿島沖もいよいよカタに期待できるのに？？？ |
潮時：＜満潮＞０５：４６ ＜干潮＞１１：２２ 大潮 （東京芝浦標準）
天候：晴れ ＜最高気温＞１７．３度 ＜最低気温＞８．１度 （東京）
＜最高気温＞１５．８度 ＜最低気温＞０．９度 （水戸）
北の微風・終盤北東の風、前半ベタ凪終盤波少々出てくる
料金：１１０００円（お土産に大きなホッキ貝５個）
今回も平日釣行でなんと３週連続のヒラメ。本来は、南房で寒イサキかヤリイカを狙っての平日釣行の企画だったが、今季はまってしまったヒラメ釣行に全然納得できる釣果が残せないので、なんと今季８度目のヒラメ狙いになったわけ。
前日会社の警備をお願いしている方が私と同じ大久丸さんにお世話になって出かけた様子。「今日はね、３．５ｋｇ、２．５ｋｇに小さいのでも１ｋｇはあったよ。一番大きなのは５ｋｇくらいあって、これはオマツリしたから海面でばらしたけどもったいなかった！なんでソゲしかいつも釣れないの？」と悔しいけどうれしい新鮮な情報をくれた。
後ろめたい平時釣行もこれで何とかやる気が出てきた。しかもなんと関東地方も４月下旬並の気温が続き快晴。釣りにはというかアウトドアには申し分のない環境になった。あとは当日、急激な潮の変化がなくて、前日並の釣況さえあれば、目標３ｋｇヒラメも夢じゃない。
今回は、大型も期待できる状況ということもあり、「食ったヒラメはばらさない」という神話の崩壊しかけているダイワ・バイパースティックを予備竿にして、ちょっと最近相性の悪いシマノ・ビーストマスターに使用する竿を変更。タックル、仕掛けの準備をして、いつも通りに９：３０ｐｍ頃松戸のマンションを出発。３週連続でしかも同じヒラメばかりを追いかけていることに呆れているカミサンには「今回は期待してええでぇ、３ｋｇ一枚と唐揚げも食べたいからソゲも釣ってくる。楽しみに待っててや！」と言い残した。
１１：３０ｐｍ頃港に到着。平日釣行で空いているはずの船には、右舷のミヨシ２つと大艫にはそれぞれ「釣座予約」の竿が立てられていた。そこで今回も左舷に釣座を確保する。昨週好調だったミヨシにするか、釣りやすい大艫にするか迷った結果は、釣りやすさを選んで大艫に決定。車で仮眠した。この日は暖かくて、車中でもアイドリングなしで寒さを感じずに熟睡できた。
当日、５：３０ａｍ前には大久丸さんもアイドリングをはじめてお客さんも支度を始め出した。ＧＯＪＩＮも早速レインギアに着替えて準備完了。船に乗りこむとなんとクーラーボックスがいっぱい置いてある。「今日何人？」と聞くと、「１２人乗るよ。昨日も良い天気で今日も良い天気。明日は予報が悪いから、昨日の午後７時のニュースの天気予報の後にお客さんからどっと申し込みがあったよ」とのこと。開幕直後は別にして、この時期は結構予約なんて空いてるもんなんだ。前日で十分なんだと感心する。
出船前、船長は常連さんに昨日の釣況を興奮した口ぶりで解説する。やっぱり昨日はカタ揃いでよかったようだ。なんでも先日イワシの群れがちょっとばかり入ってきてカタ物も回ってきているとのこと。ここ最近はカタもよくなりだしたと期待できる。
そんな期待を胸一杯に、出船は６：２０ａｍ。ベタ凪の海上を港を出てすぐに、南沖に向かって船が進んだ。航程は約２５分で、６：４５ａｍに「さあ、エサの支度を始めましょう！桶に水を汲んでください」とアナウンスがある。イワシが２匹づつ配られ「はいはじめましょう！」ということで、釣りの開始。でも船長は嘆き出す「こりゃちっとも潮が流れてないや！今日は苦戦するかも知れませんよ？」という。なんでも潮速は０．０〜０．１ノットを示しているとの事。おまけに風もなくて船が流されないから、ピンポイントを攻めることとなる。そんな中、早速１投目から右舷のトモ２番目の常連さんにアタリ。「こりゃなにかな？ヒラメじゃないね」と言いながら外道のマトウダイが上がった。ＧＯＪＩＮにも早速２投目でアタリ。食いこみを待ったが糸がなぜかふけてたるむ。よく見ると隣の人の竿の上げ下げで、ＧＯＪＩＮの竿も動いている。アタリと似たゴツゴツした感触があったのに？？？「オマツリですね？済みません」と言いながら同時にリールを巻く。船長がオマツリを解きにやってきてくれて、海面まで巻きあがった仕掛けの先には何やら小型の魚。なんとヒラメが付いている。そのまま抜き上げ、船長が「このイカリハリのはどっちの方？」と聞く。一方の仕掛けは船宿仕掛けで孫バリもシングルだったので「あっ、僕の方」と言うと、その超小ソゲはＧＯＪＩＮの桶の中に放された。これでも船中１枚目。早速のヒラメだ。うれしいけど、うれしくない複雑な気持ち。船長が「今日は苦戦する」と言ってただけに、結構早めに１枚釣れて「今日はチャンスかも？」と期待も回復した。しかし・・・。この後まったく船中アタリなし。たまにアイナメが釣れるが、ヒラメはダメ。それでも１時間に１枚ほどペースでソゲは上がっているようだが、昨日のあのサイズはまったく上がらない。そのソゲも単発的で船中盛り上がらない。
ＧＯＪＩＮにもその後まったくヒラメからのシグナルのアタリがやってこない。船長も無線で僚船に状況を確認しているが、どこも悪い。まだ大久丸はましなほうだ。ＧＯＪＩＮのイワシが齧られたのは９：５４ａｍ。まったく感じずに上げてみたイワシの背中が、ごっそり抉り取られている。確認すると「それはヤリイカだよ」とのこと、さっきから何人か船中でヤリイカに苛められている。こんな３０ｍほどの浅場でヤリイカとは？先週も船中２杯釣れた。状況をみてヤリイカにも手を出せるように仕掛けは用意してあったけど、ヒラメが釣れないうちに浮気はダメだと我慢する。しかしながら、ミヨシの方や、右舷の大艫の方がツノに仕掛けを交換してヤリイカを狙い出した。調子がよさそうならＧＯＪＩＮもと思ったけど、こちらも不発。１時間ほど粘っていただろうか、ヤリイカも狙ったらやってこない。
船長もマメにポイント移動してくれるがダメ。アタリもなく終了してしまうのかと諦めムードが漂うが、ちょうど１２：００ａｍから北東風が噴出して幾分船が流されるようになった。残り一時間でどこまで挽回出きるかだね？とのことでがんばっていたら、早速右舷のトモ２番目の方にアタリ。ちょうど潮が右舷から左舷に流れている格好の時だったので、船下に入ったラインに気を付けながらゆっくりリーリングした先には、この方本日３本目のアイナメが釣れていた。ご本人は残念なようだが、この日アイナメでも数本釣れてうらやましい限り。ＧＯＪＩＮにはアタリない。
しかし１２：４０ａｍようやくアタリか？と竿先がゴツゴツした。すーっと合わせたすぐにプッツンした感触。抜けてしまったか？と残念に思って仕掛けを回収したが、イワシは無傷。先ほどから根のゴツゴツしたポイントを流していたので、オモリの根ずれを間違ってしまったようだ。せっかく緊張したのに、なんかアホらしい。すると今度は船長が「左のミヨシで来たよ」と言う。見ると慎重にゆっくりリールを巻いている。大きいのか？竿はそんなに曲がってないけど？？？海面まで上がり無事にタモに入ったのはジャンボ！船長見当２．５ｋｇの満足サイズだった。船が流れるようになった早一時間。ようやく食いが立ってきたのか、直後にＧＯＪＩＮのビーストマスターもガタガタと叩かれる。食いこみを待ったが、なかなか食いこまない。しかしたまにグイグイと来ながら糸がふける。「船長が今のはアタッただろう？」というが「運、アタッたけどバレタかな大人しくなった」と言いながらそっと竿を立ててみると重みが残っていた。「乗ったみたい」とゆっくりリールを巻くが軽い。「小さそうだけど何かな？」と言うと、海面には先ほどよりは幾分大きな、肉厚のヒラメが現れた。ようやくの釣った感じのするヒラメ（ソゲだが・・・）。本日初めて味わったアタリとリーリングの感触。ほっとした気分になる。するとすぐに左舷のトモ３番目の方もソゲを釣る。３連チャンで船中活気付いたけど、船長から「今度の流しでお終いですから、皆さんがんばってください」との残り時間のないことを告げられる。イワシもセグロイワシしか残っておらず、最後の流しで３ｋｇを目指したが、船中不発で１：１７ｐｍ「はい、お終いです。片付けましょう」と納竿の指示が出てしまった。
本日の釣果は１２人で１０枚。外道はともかく、ヒラメを２枚釣ったのはＧＯＪＩＮだけのようだった。まあ、重さで見たら、竿頭なんて呼べないけど・・・。オデコもいたし、苦しい一日だった。状況は改善されているとは言え、潮や風の流れでその日の釣果は大きく左右されてしまう。こればかりは自然のいたずらでなんとも出来ない。
残り少なくなったヒラメシーズンだけど、何とかあと２回はチャンスを作って３ｋｇを今季中に釣るぞ！
本日の釣果
ヒラメ：２匹 （２６ｃｍ、３３ｃｍ）
船中１２人で１０枚。外道にアイナメ数本、マトウダイ。キロオーバーは２．５ｋｇ１枚と厳しい一日だった。
本日の仕掛け・タックル
竿 ：シマノ ビーストマスター Ｓ−２５５
リール：ダイワ ミリオネア ＣＶ−Ｚ３００Ｆ
仕掛け：幹糸８号８０ｃｍ、ハリス６号９０ｃｍ、捨て糸４号７０ｃｍ
ハリ：ヒラメハリ８号（親バリ）、オーナー変形トリプル（孫ハリ）
オモリ：６０号（ミサキ フィッシュシンカーブラックゴールド）
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