２０１４年１２月１３日
外房・片貝港　正一丸
アカムツ釣行レポート

５匹釣ったけど、片貝サイズには程遠い小さな小さなアカムツだった。

アカムツ　５匹 船中釣果は２〜７匹。スソではないけどこのカタじゃスソ同然。

今回は半ばあきらめていた釣行。「オニカサゴにでも行きたいなぁ」「お母さんがノドグロ食べたいって」と聞いてアカムツにしようかと考えていたら、お仕事で出勤の可能性が出てきた。先にも２日ほど無償で代休のない休日出勤が控えているけど、３回目の休日出勤が決まってしまった。代休の取れる人は、今回は出勤できないとのことで、代休のない自分に出番が回ってきた。釣りができるのも会社で働けるからで、働けないと楽しいこともできなくなる。楽しいことをするためには働ければ。たとえ無償で代休がなくても、そんなルールには多くの疑問を抱えるが、世界のあらゆるルールは支配者が作るものなので仕方ない。 でも、その休日出勤はなくなった。それなら釣りに行こうと考えた。休日出勤してくれたひとに感謝しつつも、休日は楽しみたい。まあ時間を売っているような会社人間には、買われていない時間こそ自由でなければいけない。 そこで考えた結果、義理の母親が食べたいというノドグロを釣りに行こう！ＲＵＮバカのカミサンが不在でサカナを処理できないけど、お母さんに送るなら、釣りは楽しめてお魚は喜んでもらえる人のもとでいただいてもらえる。おまけに先週の納得の行かない釣果のリベンジもできる。 エサのホタルイカはカミサンが買ってきてくれた。 予約は木曜日の朝。今回も片貝の正一丸さんにお願いした。 出発は９時過ぎ。港に着くと先週は停まっていた車がない。チャンス！大ドモが狙えると期待したが、大ドモは先約がいて、右舷のミヨシに席を確保した。

目覚ましで４時に目覚め、支度を始める。先週も寒かったが、今週も寒い。荷物を積み込むと船が霜で凍って滑る。 お客さんは、右舷に３人、左舷は２人。右舷は船長も竿を出すので４人が並ぶこととなった。 出船は４：４７ａｍ。キャビンで寝っころがってポイントまで仮眠。６：２０ａｍころに「もうすぐポイントですよ」と起こされて釣座で支度を行う。 前回は８時過ぎまでサバで釣りにならなかったので、今回は光モノを付けないシンプルな２本バリでスタートすることとした。 今回も投入は１回ずつとの注意事項があった。 その１投目でさっそく隣の方が中型のアカムツをＧＥＴ。後ろの左舷のミヨシさんは、オマツリで海面でアカムツをばらす。海面でアカムツが浮いていたので、船長に知らせてアカムツをタモで掬って本命が２本上がった。いや左舷の大ドモさんも上げたかも？ サバが居ないんだ？と次の投入は水中ライトも付けて３本バリでアカムツを狙うが、ここからサバのパレード。仕掛けが落ちない。たまに着底してもアタリがない。周りでは着底できたら確実にアカムツをＧＥＴしているのに、落ちてもアカムツが喰ってこない。 タイミングは見えてきた。「1投だけ」と言っていたけど、何度も入れなおしてもいい感じでみんな再投入している。でもサバは最初の投入で避けれる可能性が少し高いだけで、再投入はほぼ確実にサバに邪魔される。 イラつく展開に本命がまったく上がらない。船長はトリプルを演じるし、大ドモさんは良型アカムツを上げるし、サバに邪魔されながらも本命を釣っていくのに？？？ ８時過ぎにようやくの本命らしきアタリ。巻き上げ途中の暴れ方も本命っぽい。慎重にロッドを抱えていると、残り１４０ｍでなんか軽くなって、リールの音も変わった。それから叩かない。なんとせっかくの本命らしきアタリをバラしてしまった。 なんかエサのホタルイカが悪いんではと思ってしまう。カミサンが買ってきてくれたけど、「霜だらけの残りモン」って感じだったらしい。確かに目が光っていないし痩せている。残りモンのホタルイカは釣れないことが良くある。それか？でもサバが喰って来るのでエサの消耗も激しい。 なんとか９時過ぎに小型のアカムツを一荷で上げて数だけは２匹になったけど、カタがまるっきり小さい。 周りはアカムツに混じってクロムツも釣れだすが、それは相変わらず着底した人だけ。サバに邪魔されることは終わらない。 １０時半ころに今度はしっかりとアタリがわかった。今日は落ちれば喰いがいいので、ちょっとラインをたるませ追い食いを狙う。そしてゆっくりリールを巻き上げ、５ｍほどして中速で巻き上げ開始。確かにサカナは掛かっている。暴れ方は変だけどサバではない。何かわからない。残り６０ｍでも暴れるが暴れの叩きの回数が少ない。なんか変な叩き方。残り３０ｍ位からは叩くけどなんかはしたない叩き方でサバかなとも思ってしまう。 するとどうだろう、海面に見えた仕掛けの先にはルビーの魚体が３つつながっている。カタはまたしても小さかったけど、初めてのトリプルを達成。 さあ、これからカタ狙いと思っていたら「次最後。風が変わったから上がります」とちょっと早上がり気味のアナウンスに残念。サバに邪魔されずに着底したけど、この最後の流しは船中不発で１０：４７ａｍに無念の終了となった。 カタが小さい原因もエサかも知れない。痩せたホタルイカでは良型は喰ってこない。今度一度アタリのいい片貝ではヒイカで狙ってみよう。 ってことで、義理の母に送るノドグロは可愛いサイズの中からましな３匹とマサバを送った。 送った発砲スチロールは「エドノフーズ製」。なんかかっこよく自分で作った感じのする発砲スチロールだ。 うーん、アカムツも盛上がらない。

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