今回はピジョン釣りクラブの例会。昨年は年間成績９位に食い込めましたが、今期はもうちょっと上位を狙う為にも貴重な参加ポイントを稼ぐことが出来ました。
これまでの釣行はほとんど前夜出発、車での仮眠というスタイルでしたが、今回は７：３０ａｍ出船という事もあって５：００ａｍ前に松戸の自宅を出発しました。新安浦までは首都高速、横横道、本町中山道路を乗り継いで１時間半ほどの近場です。でも、安浦に着いてから港がわかりづらく、付近を車で捜しまわりました。ちょっと初めての人にはわかりにくい入り口です。
義和丸は大きな船で定員３９名。本日は片舷１０名の２０人ほどが乗船していました。私たちは、早朝に飯田さんが左舷の席をキープしてくれていましたので、本日参加メンバー８人が艫からミヨシ付近まで並んで釣りました。釣座はくじ引き。私は、幸運なのか関係ないのか、とにかく大艫に入れました。
船は定刻７：３０ａｍに出船。５分ほどでポイントに到着。しばらくここで釣りましたが乗りがイマイチなのかまた５分ほど走り、おそらく観音崎沖にポイントを移動しました。
水深は約８０ｍ。底から５ｍあげて、その上を２０ｍほど探るように指示が出ましたが、我がクラブのメンバーほとんどがタチウオ初体験。探り方が良くわかりません。まあ、とりあえず１ｍ刻みでしゃくる様にえさを躍らせ数秒聞き合わせるみたいな感じで探りを入れますが乗りません。
ようやく９時頃からまわりの船でもタチウオの取り込みが見うけられるようになり、一人ふたりと今年のお初の獲物と御対面となりましたが、私には・・・。よく耳にする「ガツン！」があっても、ハリに掛からずえさが奇麗にカットされていることがあったくらいです。イカ竿が硬いのか、食い込んでくれません。他にも、サバの切り身がなぜか無くなっているいる事が頻繁にありますが、なんなのか分かりません。
出船が７：３０ａｍと遅かったので時間の経過が早いように感じられ、気持ちは焦りました。「年初の釣りでまさかボウズ」の不安が募ります。「ボウズをごまかすにはやっぱり午後はアジ釣りのリレーをしよう」とも考えました。
小雨は降ってくるし、誘うのも疲れるし悲壮なあきらめの境地に達した頃、やっと再び「ガツン！」が来ました。今度はしっかり乗っています。電動を中速モードで巻き上げると、結構引き込みも気持ち良いじゃありませんか。「頼むからばれないでネ！」とお願しながらやっと１本取り込む事が出来ました。タチウオの歯鋭く危険との事前情報をもらっていましたので、頭にくぎをブチ刺し動きを止めてから、ペンチでハリを外しました。時計を見るとちょうど１１時を回ったところでした。
他のメンバーの釣ったやつは「東京湾でも結構大きいやん」と思いましたが自分の釣ったのは小物でした。しかも薄っぺら。食べるところは少ししかないようです。（帰宅後測定しましたが９１ｃｍでした。それほど小物ってほどでもないでしょうか？）何せ今回のタチウオへの期待は「刺し身」。釣ったものでしか味わえない味を体験してみたかったですが、何とか刺し身くらいにはなりそうです。まあ、型を見れなかった人も多かったなかで１本でも釣れたので満足としておきます。
その後も食いは良くなく、１１：４５分に納竿となりました。
本日のＰＦＣメンバー８人の釣果は、大艫の私から順に、１・０・０・３・１・１・１・０でした。他の人たちも苦戦の一日の様でした。
小雨が降り出し、気温も低めでしたが防寒対策さえしっかりしていれば寒さはそれほど苦になりませんでした。
私はとりあえず１本ＧＥＴ出来ましたので、タチウオの刺し身の夕食を楽しみに午後アジは辞退しました。８人のメンバーのうち５人がアジ釣りを楽しみました。
タチウオはもちろん刺し身も美味しかったですが、塩焼きでもジューシーでとても美味しい魚でした。こんなに美味しく、釣趣もあるタチウオ、もっとメジャーな釣りになるでしょう。
本日の仕掛け・タックル