あんにょん!韓国



2004年7月31日〜8月17日



永遠の謎 「なんで韓国語やねん?」

2002年4月(?)松戸駅前にある韓国語学校に入校。(数ヶ月前から独学で開始。)
先生は千葉大学院に通う留学生(女性)、生徒は韓国通の学友(女性)とわたしのふたりだった。

まずは自己紹介。
「韓国語をどうして勉強しますか?」
わたし「・・・」
この質問がわたしにとってなによりも難しい。なぜなら自身がわかっていないのだ。
正直、始めた年も”日韓共催・サッカ−ワ−ルドカップ”のシ−ルを辞書に貼ったから覚えているものの、これがなければ
何年から始めたのかも覚えていない状態。
韓国に行ったことも韓国人の友達がいるわけでもなく、勉強をはじめるきっかけとなった出来事・必要性がまったく見当たらないのだ。

「なんで韓国語?」
と問われるのがいやで、始めたことを知っているのはダンナだけだった。


開始 「語学の勉強やんなぁ?」

週1回2時間の授業が始まった。
世間話から勉強へと流れていく...ハズなんだけど。

わたしたち3人は(先生含む)似たり寄ったりの年頃。
学友が韓国の文化・風習の話をすれば、先生が補足、それに聞き入るわたし。
語学以外の話で花が咲き、毎週この日が来るのが楽しみで仕方がなかった。
この3人トリオの授業は1年半ほど続いた。
もちろん語学の勉強もしたけれど、
韓国文化の勉強をしたと言っても過言ではない。


そして「行こうよ!」

学友の休学、先生の卒業とあれよあれよとわたしの学習環境が変わっていった。

新しい生徒さんが入り、先生も変わった。
授業はテキストの進行状況で判断されたのか、
中級扱い。
語学学校に通っているのだから、語学の勉強をして当然。日本語をできるだけ話さないのが当然の授業。

「先生、違うんです!!わたしぜんぜんわかってないんです!!」と叫びたかった。

新しく学友となったオンニ(*オンニとはお姉さんのこと)。
オンニはわたしと同じ頃から別のところで学んでいたが、レベルは高い。雲泥の差がある。
わたしの落ちこぼれ度はかなりのものだ。

オンニは2週間の短期語学留学を経験している。

「今度の夏、一緒に行こうよ!」と誘ってくれた。

韓国文化の知識は中級だけど語学で留学!?観光でも行ったことないのに大丈夫!?
興味はあったけれど、こんな低レベルじゃダメでしょう?と思ったし、2週間もあのダンナが許してくれる訳がない。(「刺身のツマ」参照)

とりあえずは
そういうことも出来るんだ。行けるといいなぁ。行ってみたいなぁ。程度で話を聞いていた。
それが2003年の秋のこと。


ダメでも「行こう!」

「行こうよ!」のオンニの誘いに「行きたいけど...」としか答えることができず、月日はどんどん流れていった。

2004年を迎え、行くか行かないか本気で考えなければならなくなってきた。
わたし的には行きたい度がかなり上昇。しかし、問題はあのダンナ...。
ダメもとで聞いてみた。
「2週間も長いなぁ。行ってほしくないけど...」と言うだけで、はっきりと「ダメ」とは言わない。

ここで反対されても、既にわたしは
行く気モ−ド
いつもダンナは「ダメと言われたくなければ聞くな」と言う。
今回もその解釈でいこう。

ダンナのはっきりした返事のないまま、オンニが前回お世話になった下宿先に問い合わせをしたり、学校を選んだりと着々と準備を進めていった。


よし「決めた!」

出発日は7/31。
学校はカナタ語学院 2週間コ−スで新村(シンチョン)の下宿先も決定。


準備「あれもこれも」

長期家出に備えて、いろいろ買っておかなければいけない。
それは残念ながら自分の物じゃない。

独身時代は一人暮らしをしていたにもかかわらず、結婚してからは家事はもちろん
買い物もほとんど付き合わないダンナ。
「行ってる間、適当に買い物も洗濯もするよ。だっていてなかったらしょうがないやん...」とイヤミなお言葉。

ビ−ル・お茶・レトルト・缶詰・冷食・生活雑貨などの常備品を買いだめして、わかりやすい所にストック。
何がどこにあるのか、電化製品(洗濯機など)の使い方などを伝授。

長期家出する身、出来ることはやっておかないと...。と思って、
ポ−ズとして庭の芝刈りもやっておいた。

まぁこれだけやっておけば、しばらくは大丈夫でしょう。


珍道中 日記はこちら