２００３年１２月１９日
鹿島港　大久丸
ヒラメ釣行レポート

今年も享年の納竿と同じ失敗をしてしまっていた。釣行前の確認があったら同じ失敗はしなかったのに・・・。

潮時：＜満潮＞１２：５９　＜干潮＞０６：５８　長潮　（東京芝浦標準）
天候：曇りのち晴れ　＜最高気温＞１３．５度　＜最低気温＞７．２度　 　（東京）
　　　　　　　　　　　 　　 　　　　　　　１０．７度　　 　　　　　　　１．９度　　 （水戸）
　　　 南の風、ナギ　　　
水温：１２．８℃　　潮速：潮流れず　　潮色：澄み潮
料金：１１，０００円　

三週連続の釣行は今年を締めくくる釣りとなる。で、その釣りモノに悩んだ。今回は当初ｅｍｕｒａさんもいっしょのはずだった。
�@ヒラメ・・・・・・・ｅｍｕｒａさんはまだ今季ヒラメと対面していないが、今季のヒラメは厳しく、納竿でのオデコも覚悟しないといけない。潮さえ戻れば期待は出来るが？？？
�Aヤリイカ・・・・・・これなら出船さえ出来ればオデコはないだろう？でも遠出の館山まで行って出船できなかったら納竿のやり直しは厳しい。平日釣行なのでわざわざ館山まで行くならもっと楽しみたい。
�Bカワハギ・・・・・・やってみたい釣り。難しいようだがオデコはないでしょ？でもｅｍｕｒａさん分のタックルがない。館山まで出かけてカワハギ数匹じゃ寂しいゾ！
でスペシャル企画も考えた。
�C19日午後アオリ＋20日午前ヤリイカ・・・・・・これは楽しみだけど、午後にアオリをやって車中泊は翌日厳しいかな？でも美味しいイカ三昧だ。ちょっと贅沢な釣りが出来る。
�D午前カワハギ＋午後アオリ・・・・・・・これも楽しみ。ただカワハギタックルが1つしかないのと、帰りが遅くなる。これならクーラーは賑やかになるだろうけど？
で、悩み続けて結局水曜まで決めれなかったら、ｅｍｕｒａさんから「風邪引いた様だ。すまないがまたの機会で・・・、残念」とのメール。うーん1人なら選択肢は増えた。で結局水曜にも決めれない。木曜の天気予報を見て、南西の風で波高が千葉南は４ｍになるし、茨城は３ｍになる。そこで早上がりはいやなので大久丸さんでのヒラメという、代わりばえのしない釣りに決まった。
ヒラメは今週はナギが続いているので安定した釣果が出ている。期待十分だ。しかも波高予想の３ｍも西風が入っているので海を大きく悪くすることはない。水色はいいままが期待できる。ということは明日は大釣りが期待できるのだが？？？
出発は９：４０ｐｍ。ちょっと遅くなったけど、港に着いた１１：４０ｐｍには駐車場には車はなかった。乗り込んだ大久丸にも「お好きにどうぞ」状態。先約がなく、席取りは迷いなく大久丸の通常の特等席の左舷ミヨシを取った。席の選択に間違いはないはずだったが？？？去年の納竿釣行をしっかり確認しておけばよかったが・・・。

５：００ａｍころ船長がやってきて、すぐに奥さんもやってきたが助手のかっちゃんがやってこない。５人のお客なので乗らないのか？それでも自分も竿を出せるのに？ところが風邪をひいて熱を出してしまったらしい。残念だ。
住友金属の煙突をみても風は強くない。今日の海は凪るぞ！とタックルを手持ちヒラメＶ２９５からリーマスターヒラメ２７０にチェンジした。この選択がもしかしたら間違いだった。
出船は６：０５ａｍ、３０分ほど走ってポイントに着いた。波はなく穏やかな一日となりそうだ。潮が流れてちょっと風が船を押してくれればいい釣りになるぞ！
６：４０ａｍ釣り開始。投入するが船中アタリはない。今日は厳しいのか？潮は澄んでいるはずなのに？潮が流れていないのか？オモリは底をゴリゴリと引きづるずる感じは伝わってくる。ちょうど１０分ほどして、変なモゾモゾが伝わってきた。底に当たるアタリではない。でもヒラメのように竿を叩いてくれない。汚いアタリだ。でちょっと聞き合わせるとやっぱり魚の反応が伝わる。そのままリールを巻くと、軽く上がってくる。またしてもカレイサイズか？海面にはカレイサイズが上がってきた。船長を呼んだが聞こえなかったようで、後ろの席の方がタモ取りしてくれた。まあ小さいかわいいサイズだが納竿の完全オデコは船中一枚目で免れた。
イワシには傷があったがまだ生きていたので、そのまま孫バリを打ち直して、再投入。するとまたしてもモゾモゾアタリ。捨て糸が短く底をかなり低くオモリを叩かせるからなのか？アタリが明確に出ない。であのガツガツの緊張感が伝わらない。今度も竿を立てると乗った。ちょっとサイズアップだが、それでも樽で尻尾を曲げることがない。なんで？今日もカレイデーか？まあ一匹のイワシでヒラメが（ソゲだけど）２枚つれたなんて、今日は５枚は確実だ。と、この時は思っていた。
で、しばらくアタリがなく、船中でもようやく２枚ほどキロ強のヒラメが上がっている中で、７：２５ａｍにまたしてもアタリ。これもガツガツ来ないでバラシタかと竿を立てるとガタガタ来たのでそのままリーリング。またしてもカレイサイズが一枚釣れた。これで３枚目。竿頭独走中。この時点では、自己記録の７枚なんて更新できる確信が出来た。しかもミヨシ一番の優位さがモノをいったと確信した。なのに・・・。
ここでもイワシが元気だったので、そのまま投入。するとまたしてもなんか分からないモゾモゾのなかでガツっと一回来ただけ。あれ？と思っていたけどその後なんの気配もなし。今のは違ったの？とそのままアタリを待つが船長の「上げて！」で回収すると、なんと投入したときになかった傷が背中にガブリと齧られていたキズが出来ていた。やっぱりアタリだったのか？それにしても分かりづらいアタリだ。これで４打数３安打。まあ悔しいけどまだまだチャンスはありそうだ。いったいこのアタリはいつまで続くのか？
続いて８：０５ａｍにも珍しくミヨシが大きく揺れたと同時にアタリがきてよろけた時にそのまま離されて舐められた。５分後にも舐められた。アタリが不明確でガツっと一回来るだけでガタガタと来ないのでなにも出来ない。これで６打数３安打の５割になってしまった。ちょっと焦るが、時間はあるので何とかなるでしょう。しかもアタリは確実にある。そのうちヒラメ本来のガタガタギューンと竿先を叩いて絞るようなアタリも出て興奮できるでしょう？もちろん１．５ｋｇクラスなら十分に狙えそうだ。
甘い考えだった。去年のＨＰをもう一度確認しておくべきだった。こんな時のタックルはどうすべきか？
で、調子のいいのはここまでだった。アタリは遠のく。トモでは断続的にアタリがあってキロオーバーと思えるヒラメを上げている。ミヨシはＧＯＪＩＮもダメなら、右舷の人もダメだった。
９：００ａｍに、カリスマシンカーホワイトを根掛りでなくしたので、調子のいい友の人と同じように金色にした。でも・・・。
ようやくアタリが来たのは前回から２時間以上経過した１０：２０ａｍだった。割といいアタリだったのに、絞る前にアタリが消えた。上げてみるとイワシはすっぽ抜けていた。鼻先の硬いところに親バリは通していて抜けることなんて稀なのに？ああもったいない。早くキロオーバーを追釣したい。
そのゴールドも根掛りでロストして、１１：００ａｍに頼りにしているフィッシュシンカーレッドにしてみた。アタリは全般的に遠のいていた。潮が止まったのか、船長のポイント移動が多くなるし長くなる。投入してもアタリがないとすぐに回収して移動をすることが繰り返された。
１１：０８ａｍ、そんな中で知らぬ間にアタッテいたようで、齧られた。８度目のアタリだったのに・・・。これは分からなかった。油断していたわけでもないのに・・・。いたいなにが不自然ですぐにイワシを放すのか？叩いてくれない。
１２：００ｐｍを回って時間がなくなってきたが、ここからまたアタリが出だす。といってもトモ寄りでのはなし。ダブルヒットなんかがあってトモはドンドン釣果を伸ばす。しかもサイズはみんな１．５ｋｇクラスだった。羨ましい！なんでＧＯＪＩＮには当たらないのか？みているとガツガツしていてギューンときてパッと竿を起こして乗せている。ヒラメ釣りの醍醐味が伝わってくる。
１２：３０ｐｍ頃にもトモのひとが二人同時にヒット！船長も「ＧＯＪＩＮさんなんで当たらないの？頑張って！」と言ってくれるが当たらない。でもそんななかようやくガツガツと来た。待った。またガツガツと来て竿を絞ったがすぐに戻って竿を起こせなかった。バラシタか？と思ったけどまたガタガタと来た。今だ！と竿を立てたが重さがない。抜けたというより、離した時に竿を立てたようだ。すぐに底を叩いて誘うが追ってこない。回収すると、大きくはなかったがしっかり齧られたあとが残っていた。残念。今日最高のアタリだったのに・・・。
時間もなくなり、１：００ｐｍを回った。右舷のミヨシさんは、ようやく２枚目を釣った。船長も「１枚じゃこんな日に寂しいからよかったね」という。たしかに・・・。
でまたしても右舷の人に、続けてまた右舷の人に・・・。ここで３枚で計４枚となった。
船長もこのペースでＧＯＪＩＮに当たらないのが不思議なようだ。船の流しをミヨシ有利にしてくれている。でも当たらない。で時間を何度も延長してくれたけど、結局ＧＯＪＩＮにアタリが来ずにサービス延長も終了し、１：３０ｐｍに本年のＧＯＪＩＮの釣りが終わってしまった。
９打数３安打。去年の１１打数２安打よりはましだが、カレイサイズばかりの３枚。しかも船中活気づいたほど好調な一日に３枚のソゲじゃ寂しすぎました。でもアタリが、きれいなアタリが少なかったのはなぜなんだろうか？
年を越すと厳しくなる鹿島のヒラメも、海がこのように落ち着いているならまだまだ期待できる。サイズだってなかなか３ｋｇクラスが出ていない。まだまだ大判ヒラメはいるはずだ！

ヒラメ　３枚　（３３．３４．３９ｃｍ）

ああ悔しい！朝一からアタリ連発で一人旅の３枚を釣ったら、それからコッツンアタリのカジラレや舐められばかりを繰り返して・・・。周りはそれから釣れだした。ＧＯＪＩＮの３枚は船中最小を３枚って感じで、他の人は１〜１．５ｋｇくらいが揃っていたのに？？？ＧＯＪＩＮのアタリはモゾモゾで釣った３枚。今日は９回ほどヒラメからのコンタクトがあったけどこの結果。ガツガツと竿を叩くようなアタリでワクワクしたかった。
右舷ミヨシから　４−２
左舷ミヨシから　３（ＧＯＪＩＮ）−４−７ってな感じで２０枚は行ってました。

竿　　 ：ダイワ　リーオマスター　ヒラメ２７０
リール：ダイワ　ミリオネア　ＣＶ−Ｚ　２５０Ｊ
仕掛け：ハリス６号９０ｃｍ、幹糸８号７０ｃｍ、捨て糸４号３０ｃｍ
ハリ：親バリ・ヒラメｏｒ７号、孫バリ・チヌ６号
オモリ：６０号（カリスマシンカーホワイト⇒ゴールド⇒ミサキ・フィッシュシンカーレッド）

うちのカミサンから見た釣行顛末記